株式会社創研第二工場はマグネシウム成型品の塗装工場として平成11年2月竣工致しました。
現在はマグネシウム塗装の他、真鍮の研磨、塗装・ステンレスのヘアライン加工・マグネシウム、アルミの塗装後の印刷も行なっております。
マグネシウムの成型品は、成型する形にもよりますが、成型時に大小の湯ジワや巣穴が発生し易く、なかなか解消できない問題を抱えているのが現状です。
外観重視品であれば、塗装が可能なものは成型後に湯ジワや巣穴が無いことを確認したものになってしまいます。または塗料で隠蔽できる範囲の湯ジワや巣穴であれば塗装可能です。 しかし、こうなると成型の歩留りの良し悪しに左右され生産数量(外装品)の安定は見込めません。 また、成型品個々の表面状態から適切な修正方法を判断し、不具合の修正を行なうための様々な工程から適切な処理を選択し、不具合箇所を修正いたします。 品質と適正なコストを維持し、成型品の不具合を修正することがマグネシウム塗装の最大の課題ですが、当社では豊富な経験と実績に裏づけされた技術力で、お客様へのお役に立ってまいりました。 塗装環境は、ウォーターカーテン・加湿器・加湿用バーナー・クリーンルームを完備し、ゴミ対策を講じています。 |
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また、 新製品のイメージ塗装から、試作塗装・実験塗装など、技術と分析が必要な塗装も現在行なっており、塗料設計・デザイン(色調)のご提案もお手伝いしております。 マグネシウム製品の立ち上げや、成型品の修正から最終外観までの様々な問題を竣工以来経験しておりその莫大なデータから必ずやお客様のお役に立てると思います。 以上、お客様の様々なニーズにお応えすべく技術の向上を目指し日々研鑽しております。 |
塗装工程 殆ど塗装はロボットで行ないますが、一部手吹きでなくてはならない品物に関しては、社員が高度な技術に対応しています。 |
塗装ロボット「おてがる君」 (三菱岩田) |
手吹きブース |
自動コンベアライン・乾燥炉 乾燥炉は、中でゴミが舞わないように熱風を循環させずに炉内の温度ムラを最小限に抑えることができるようになっています。 |
コンベアライン (塗装ブース内) |
焼付乾燥炉入り口 |
研磨工程 主に、真鍮の塗装前の研磨をしています。 真鍮は研磨加工後、すぐにシミが出来ますので、研磨直後にシミ止めを塗布します。 他に、ステンレスのヘアライン加工も行ないます。 |
研磨作業 |
塗装完品の研磨仕上げ (一部真鍮品に付いてはクリヤー) 塗装後、コンパウンドにて仕上研磨を行ないます。 |
印刷工程 当社で塗装した製品パッド及びスクリーン印刷を行ないます。 印刷のみでは行なっておりません。 |
パッド印刷機 |
印刷済み製品 |
マグネシウム成型品塗装例・真鍮品 | マグネシウム成型塗装品 |
マグネシウム成型塗装品 |
真鍮品 |
真鍮品 |